母の心配~そのわけは?(2) | エフ カウンセリングオフィス

母の心配~そのわけは?(2)

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ここで想像してみてほしいのです。
赤ちゃんであったあなた自身のことを・・・。
お母さんの言う事やる事すべてを一生懸命に理解しようとしたはずですよね?
正しいか正しくないか、そんなことは赤ちゃんであったあなたにはわかるはずもありませんでした。
お母さんが「正しい」と言ったらそれは正しいことだったのです。
こうして疑うことを知らずに、あなたはどんどん大きくなっていきます。
やがてハイハイをして、つま先立ちをして、歩けるようになります。
言葉を理解してしゃべれるようにもなりましたよね。
でも「お母さんという世界」の中ににとどまっていることに変わりはありませんでした、幼いころのあなたは・・・。
ところがさらに大きくなると外の世界に出て行くことになります。
そこで見聞きしたこと、体験したこと、いろいろな事があなたの刺激になります。
自分でやってみようと、チャレンジしてみることも出てきます。
それは家の中でもあったり、外でもあったり、いろいろですよね。
そしてチャレンジして何かをやってみると、当然のように失敗もします。
ここで母親が登場してくるわけです。
「なぜ失敗したの?」
「ダメじゃない!」
「どうしてよく考えてからやらなかったの!?」
「だから言ったでしょ!」
こんなセリフを言われませんでしたか?
さらには「お母さんに黙って勝手なことするから失敗するのよ」とか。
そして「だからあなたはダメなのよ」という決めゼリフがあります。
これを言われると打ちのめされてしまいますよね。
ただちょっと冒険してみたかっただけなのに・・・。
うっかりミスをしてしまっただけなのに・・・。
「あなたはダメ」と存在を否定される必要は全くないのですが、 「母親」という「狭い世界」に慣れ親しんでいると、
母親のいう事が正しいことのように思えてしまっても不思議ではありません。
ですが、あなたは「母という狭い世界」をもうすでに飛び出しているわけです。
それが成長するという事なのですから。
ところが「だからあなたはダメなのよ」というセリフを口にする母達には、
残念ながらその事実が見えていません。
そのような母にとって子どもの「失敗」は成長の証(あかし)ではなく「心配」の種でしかないのです。  


Posted on: 4月 16th, 2013 by エフ カウンセリングオフィス