過酷なルールを課したワケ | エフ カウンセリングオフィス

過酷なルールを課したワケ

                     

過酷なルールで自分を痛めつける・の続きです  

前回は「自分を痛めつける過酷なルール」の代表的なものとして以下の2つを取り上げました。
●成功してはいけない
●幸せになってはいけない

今回は、話を分かりやすくするために、さらに一つに絞ってみます。
<幸せになってはいけない>というルール。
これを見ていきましょう。  
さて、そもそもなぜこんなルールを自分に課してしまうのでしょうか?
あなたはどうですか?
自分にこのルールを適用していますか?
「私にはこんなルールはないわ!」という方は、これ以上お読みいただく必要はないです ね。
(あなたはとても幸せな人です!)
そうではなく「ああ私、このルールやっちゃってるわ」というあなた。
ここから先、じっくりとお読みくださいね。
ただし、少々厳しいなと感じる表現もあるかもしれません。
そんなときは無理に読み進めなくてもいいですよ。
元気が出てきて、気が向いたときに、また読めばいいんです。
今すぐやらなければいけない、な~んて「ルール」(笑)はありませんからね!  
前置きが長くなってしまいました、本題に入りますね。
そもそも、こんなルールを自分に課したのはなぜでしょう?
人間だれしも幸せになりたいと思うはずですよね。
なのに「私は幸せになってはいけない」だなんて、支離滅裂だとは思いませんか?
では、実際にこのルールを自分に適用してきた私のケースを見ていきますね。  

【ポイント1】
ルールを決めたからには必然的に「絶対にルールを守る」というお約束ごとが付いてくる。
ルールというのはそういう性質を持っています。
ですから、「幸せにならないように」行動していくようになります。
その行動は、意識しているときもあれば、意識していない時もあります。
あくまでも結果として「幸せにならなければよい」のです。
まあ、変な話ですよね(笑)  

【ポイント2】
「幸せではない=不幸」な結果を手に入れてどうなったのか?
ルールに従い「予定通りに」不幸になった私。
こんな自分がいるわけですね。
こんな自分とは、自分で決めたルール通りに「行動」して、
予想通りの「結果」を手に入れ ることができた私、です。
そうです、<予定通りの人生を手に入れることができた私>です。

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なんだかここまで書いてきて、かつての自分を思うと痛々しさが漂ってきます。
でも、これはとても重要なことなんです。
もう一度確認しますね。  

●予定通りの人生を手に入れることができた自分  

これなんですね、欲しかったのは。
ACの人の特徴として、「自分の人生を生きていない」というものがあります。
不本意な人生を歩んでしまっている、ということです。
(注釈:かなずしもすべての人に当て反るわけではありませんが・・・)
そうなってしまったプロセスは、人それぞれですのでここでは触れませんが・・・。
自分の思うようにならない人生、自分の気持ちが通じない生活、自分の考えが認めてもらえない環境・・・。
こんな「不本意な人生」で、人間、満足できるはずがありません。
せめて一つだけでも、自分の思う通りにできることが欲しい!
そんな悲痛な心の叫びが、最終手段ともいえる「過酷なルール」を思いついたというわけなんですね。

■もはや「結果が不幸」であっても構わない。
■自分で決めたルールを自分で遂行する、それが大切なのだ。
■なぜなら、このルールを自分に課す時だけは、誰にも邪魔させない、自分の思う通りにできるのだ!

とまあ、ここまで追い詰められてしまっているわけなんですね。
さらに、もう一つ欲しいものを手に入れることができるのです。
それは、自分を責めることができること、です。
「不幸になって楽しいの?」
「なんでそんなことしたの、馬鹿じゃないの?」
「どうせ、このまま一生を終えるんだね。」 などなど・・。  
本心では幸せを志向しているにもかかわらず、不幸になってしまった自分を これでもか、
と責めて罰することが「できる」わけです。
だれにも指図されることなく<自分の意志で>自分を責めて罰する。
そうすることで「人生の主導権を、自分の手中に収めている気がする」のです。
こんなことのために、過酷なルールを課してしまったというわけなんですね。
いかがでしょうか?
「からくり」がお分かりいただけたのではないでしょうか?
ではどうしたら、こんな泥縄状態から脱することができるのでしょうか?
次回は、さらにその先に触れていきますね。  

理不尽なルールを捨て去るとき・に続きます     


Posted on: 6月 26th, 2013 by エフ カウンセリングオフィス No Comments