疎外感がループする | エフ カウンセリングオフィス

疎外感がループする

                  

いつも集団から疎外されている感じがする。
近づこう、中に入ろう・・・そう思ってはいるが、はじかれるような気がする。
みんなが私を「特別扱い」して外す・・・。
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疎外感・・・この思いを抱いたことのある人ならば、その辛さは改めて説明するまでもないでしょう。
かくいう私も過去にさんざん味わってきました。  
「疎外感」は「仲間外れな感じ」と言いかえてもいいかもしれません。
自分だけが仲間に入れていない、一人ぼっち・・・ということです。
ただ一人ぼっちなのではなく、「一人にされてしまった」という思いが付きまとっています。
あまりにも辛くなると、人はその原因を追究してみたくなります。  

●何か変なことを言って相手の機嫌を損ねたのだろうか?
●私の態度が悪かったのだろうか?
●あの時、空気を読めなかったのがまずかったのだろうか?
●黙っていたのがいけなかったのかな?
●みんなの意見に従わなかったのがダメだったのかな?  

などなど、「仲間外れにされた理由」をああでもない、こうでもないと「検討」するわけです。
ここで注目していただきたいのが、この時点で「自分に非がある」ことを認めてしまっている、
という点です。
つまり、原因追究という行動が「非がある自分は仲間外れにされても当たり前」
という【前提】を作る一因となっているのです。
こうして「仲間外れにされる自分像」が出来上がっていきます。  
この「自分像」で集団の中に入っていくとします。
すると、やはりまた仲間外れにされる「ような気きがする」わけです。
自分像というものが自分にそう言い聞かせてしまうのです。
ここでまた、その集団の中で疎外感を味わうことになります。
辛ければ辛いほど、再び「原因探し」を熱心におこなったりします。
自分に非があるという前提でいる限り、疎外感の原因も自分の中にあると思ってしまうのが人の常です。
そしてさらに「非がある自分」を強化していく力が働いてしまいます。
こうしていつまでたっても疎外感のループから抜け出せなくなります。  

さて、こうして疎外感を強めていく自分は、外から見るとどう映っているのでしょうかか?
例えば・・・親しみやすく、朗らかで、友達思いの、楽しい人に・・・
果たして映っているでしょうか?
自分に非があると思っていると、笑顔も出てこないことが多いのではなかと思います。
語弊があるかもしれませんが、「いじけている」ようにも見えるかもしれません。
そうするとどうなるかというと・・・。
周りにいる人は、声をかけづらくなったりします。
なぜなら、声をかけても「良く思われないのだろうか」と躊躇してしまうからです。  
あなたがもし「疎外感をいつも感じている」としたら・・・。
こんな悪循環に陥っている可能性があります。
「自分に非があるという自分像」を持っている限り、あなたはそんな自分を演じてしまうのです。
そうすると周囲は、そう演じているあなたに【合わせてくれてしまう】のです。
あえてきつい言い方をさせていただきますと、
「あなたの自分像」に合わせて「仲間外れにしておいてくれる」というわけです。  
<疎外感の中にいる自分>は、自分の頭が作り出した「自分像」に過ぎません。
ですから、この辛いループから抜け出すには逆のことをやればいいだけです。
いたってシンプルなことです。


カテゴリー: 03.孤独感・疎外感
Posted on: 9月 10th, 2013 by エフ カウンセリングオフィス No Comments