<とらわれ・呪縛>を解く | エフ カウンセリングオフィス

<とらわれ・呪縛>を解く

                     

小さな子どもにとって親の存在は絶対に等しい・・・。
自分の過去を振り返ってみて、そう感じる人は多いのではないでしょうか。
親のいうことは正しく、それに従えない自分が悪い。
こんな図式が出来上がってしまうことがあります。
自分の行動が親の価値観に沿っている場合は問題ないのですが、
少しでもズレたりすると大変です。
「悪い子」として自分を認定してしまいます。
無理もありません。
親以外の価値観に触れることが無いに等しいのですから。
ところが、子どもは成長するにつれて親以外の外の世界に触れていきます。
そうすると、自分が正しいと思っていた価値観(=親の価値観)以外にも、
世の中にはいろいろな価値観があることが わかってきます。
ここでぐらつきます。
迷いも出てきます。
自分が正しいと信じてきた価値観は、実は間違っていたのではないか。
実は自分はおかしいのではないか、ヘンなのではないか・・・と。
そしてこの思いは「親への批判」という形をとって、自分の中に湧き出てきたりします。
「他者批判」 これは強力なパワーを持っています。
なぜならそこには噴出してきた「怒り」というものがくっついているからです。
親を批判する。
そのこと自体が目的になっていきます。
そうでもしないことには「怒り」の行き場がないからです。
というより、怒りの矛先を「批判」という行為に向けていると言っていいでしょう。

では「親の価値観を批判する」ために何をやるか?
手っ取り早いいのが「反対の価値観のを選択する」ことです。
親に反対する、反抗する・・・これはとっても簡単なことです。
考えなくてもいいからから楽なのです。
楽なのに怒りをぶつけることができるから「一挙両得」なわけなわけです。
ここに大きな落とし穴があります。
考えなくてもいいということは、「自分がない」ということです。
「自分がない」状態を続けていくとどうなるか?
どうしたらいいかわからなくなる、のです。
何をやっても「実感」がわかなくなっていく恐れが出てきます。
自分の人生を生きている感じがしない・・・。
これは辛いです。
私も経験があるからわかります。  

だとしたら、これから逃れるにはどうすればいいか?
答えはひとつ、シンプルです。  
<親の価値観> VS <親以外の価値観> この図式を捨てることです。
こんなものは自分の頭の中で作り出された「幻想」にすぎない可能性があります。  
何者からも束縛されない「自分ならではの価値観」が、自分のどこかに眠っているはずです。
それを信じてみてもいいのではと私は考えています。
勇気がいることかもしれませんが、「自分がない地獄」を続けるよりはマシなはずです。    


Posted on: 9月 24th, 2013 by エフ カウンセリングオフィス No Comments