執着の行きつく先は…(1)苦しみの正体 | エフ カウンセリングオフィス

執着の行きつく先は…(1)苦しみの正体

                             

「執着を手放す」という検索ワードでこのブログにたどりつかれる方が最近とても多いです。
ですので、さらに深くこのテーマを掘り下げてみます。
そもそもなぜ執着というものを手放そうとするのでしょうか?
それは執着していると苦しいから・・・。
ここまでは誰もが認めるところでしょう。
「執着」を「手に入れられる可能性がゼロに等しいものを欲すること」と定義すると、
確かに手放した方が楽になれそうです。
だから皆、血まなこになって「執着を手放す方法」を探しまわるわけです。
「苦しいから執着を手放したい」
――のどから手が出るほど欲しいものを諦めてでも苦しさから逃れたい・・・。
ところが実は、ここに見落としがちなことがあります。
それは、この<苦しさ>の正体とはいったい何か、ということです。
執着の対象は自分にとって必要不可欠なものなので、どうしても手に入れたい、
なにがなんでも・・・。
それが手に入らないと苦しい、なぜならば・・・。
●それ<執着の対象>がなければ幸せになれないから。
●「それ」がなければ満たされた感じがしない、足りない感じがするから。
●そもそも「それ」は自分にとって一番大切なものであるから。
自分が自分として「完全な存在」でいることができなくなってしまうから、苦しいのです。
ここまでは大体想像がつきます。
そして問題なのはこの先なのです。
仮に、「執着を手放す魔法のような方法」を使って執着を手放すことができたとしましょう。
それで解決でしょうか? そうはいかないはずです。
たとえば失恋・・・。
――失恋した元彼への「執着」が、幸運にも消えた!!
この場合、執着の苦しみから抜け出せたことになります。
でも、次にまた恋愛をするとすると、そこには失恋の可能性がある・・・。
あなた自身の過去を振り返ってみていただければお分かりだと思います。
執着は手放せても、次には「新たに手に入れたものを失ってしまうのではないかという不安」がやってくるのです。
この「不安」こそが苦しみの正体とも言えるものなのです。
恋愛に限らず、親子関係でも同じことが言えます。
他者の「気持ち」を欲するときにはいつもこの不安が付きまとうのです。
それは人の気持だけではなくモノにも言えますし、たとえば「仕事のキャリア」と言ったモノにも言えるのです。
「執着を手放すための方法」を見つけて苦しみから抜け出たとしても、
その先には「不安」という大物が控えています。
「執着の苦しみ」を考える時に、このポイントはとても重要なのです。  

執着の行きつく先は…(2)私に欠けているモノ に続きます  


【参考記事】
執着を手放せない~(1)その大切な意味
執着を手放せない~(2)執着の中身をのぞいてみる
執着を手放せない~(3)執着が消える瞬間
執着を手放すって・・・?(1)諦められない!
執着を手放すって・・・?(2)手放す努力
執着を手放すって・・・?(3)捨てられないもの
執着を手放すって・・・?(4)希望
執着を手放すって・・・?(5)自由時間
執着を手放すって・・・?(6)残る想い
執着を手放すって・・・?(7)想いの再結晶
執着との訣別
執着の行きつく先は・・・(1)苦しみの正体 ※この記事です
執着の行きつく先は・・・(2)私に欠けているモノ    
執着の行きつく先は・・・(3)パズルのピース 
執着の行きつく先は・・・(4)悪夢から目覚める


Posted on: 3月 5th, 2014 by エフ カウンセリングオフィス No Comments