執着の行きつく先は…(2)私に欠けているモノ | エフ カウンセリングオフィス

執着の行きつく先は…(2)私に欠けているモノ

                   

 執着の行きつく先は…(1)苦しみの正体 の続きです  

執着している「何か」。 その「何か」を失うことへの不安。
そんなことを考えていると、自分の中に大きな穴がぽっかり空いてしまうように感じる。
何を隠そう、この私がそうでした。
だから必死でつかんで自分の元に置いておこうとするわけです。
でもそれは実現しないのです。
そもそも自分には手の届かないモノを欲しているわかけですから・・・。
あきらめきれなかったのは、ぽっかりと空いている大きな空洞を見たくない、認めなくない、
そんな心持だったように思います。
物心ついたころから、何か自分は普通の人とは違うという感覚がありました。
良い意味ではなく、どちらかというと悪い意味で。
みんなが当たり前にもっているモノのなかで特に大事だと思われるものが自分には、ない。
そんな感覚に近いでしょうか。
よくイメージとして浮かんできたのが、エンジンが抜け落ちた飛行機です。
エンジンがないので停止している。
けれどもなぜか墜落はせずに、空中にぽっかりと浮かんでいる・・・。
宙ぶらりんで、中途半端。
「動物」以上「人間」以下のような、人間失格とまではいかないけれどもどこか不完全。
自分という存在が、そのように悲しくも不思議な生き物であるように思えたものでした。
根無し草のようにどこにも所属できない存在、常に不安定な感じに付きまとわれる・・・。
こうなると何をやっていても楽しくないのですね。
物事に集中することもできません。
いつもぼんやりとしてしまいます。
それは現実感が伴わないふわふわとした感覚です。
そんな中でまともに出来ることといったら「妄想」くらいしかありません。
人の話を聞いていても上の空だったりします。
だから「失敗」します。
そこで現実に引き戻されて・・・この繰り返しです。
この辛いループから抜け出したい!
そのために、中途半端である自分を「完全の存在」にしようと努力を始めます。
私がやったことは、「何かで穴を埋めてみる」試みです。
いわゆる「生きがい探し」のようなことです。
ところがどれもこれもピタッとはまるものがない。
そこで気がつくわけです・・・・。
そうだ、本当に必要なのは・・アレだ!と。
アレが欠けていたのだと、腑に落ちた気になりました。
アレとは・・・「人の気持ち」です。
恐ろしいことですよね、人の気持ちを手に入れようだなんて。
でも、そのことに当時の私は気がつくことができませんでした。
その人の気持ちはその人のもの。
1ミリたりとも私がコントロールできるものではないのです。
ましてや「手に入れる」だなんて不可能です。
でも私はそれを手に入れることに執着してしまったのです。
何年も何十年も時間を費やして。
結局、私に欠けたものを埋めることはできませんでした。
そしてさらに混迷を深めていきました。
一体、何が欠けているのだろう?
何で埋めればいいのだろう?と・・・  

執着の行きつく先は・・・(3)パズルのピース に続きます  


【参考記事】
執着を手放せない~(1)その大切な意味
執着を手放せない~(2)執着の中身をのぞいてみる
執着を手放せない~(3)執着が消える瞬間
執着を手放すって・・・?(1)諦められない!
執着を手放すって・・・?(2)手放す努力
執着を手放すって・・・?(3)捨てられないもの
執着を手放すって・・・?(4)希望
執着を手放すって・・・?(5)自由時間
執着を手放すって・・・?(6)残る想い
執着を手放すって・・・?(7)想いの再結晶
執着との訣別
執着の行きつく先は・・・(1)苦しみの正体
執着の行きつく先は・・・(2)私に欠けているモノ    ※この記事です
執着の行きつく先は・・・(3)パズルのピース 
執着の行きつく先は・・・(4)悪夢から目覚める


Posted on: 3月 31st, 2014 by エフ カウンセリングオフィス No Comments