葛藤が終わるとき(1) | エフ カウンセリングオフィス

葛藤が終わるとき(1)



どっちにしようか迷ってしまって決められない・・・。
よくあることです。
人生の岐路にたっているとき、大きな決断をしようとしているときにも迷う場合があります。

しばし考えてスッキリと自分の進むべき道だとか答えだとかを出せればよいのですが、
そう簡単にはいかないことも多いのではないでしょうか。
そして決めあぐねているうちに、次のような思いもわいてくるものです。

●決めようとしていることが自分にとって大きな意味を持つ。
●しかも、一度決めてしまったらやり直しがきかない。
●だとすると判断を誤るわけにはいかない、正しく決めなければ!

こうなると、ますます混乱していき決断が難しくなります。
失敗したらどうしよう?と、決断すること自体が恐ろしくなってしまうのです。

どうしてこうなってしまうのかというと、ひとつには「葛藤=苦しい」という認識があるからです。
「早くこの苦しい状態から抜け出したい!」
こんな焦りが「早く決断をしなければ!」という想いに繋がっていくわけです。

決断しなければ・・・でも・・・決断できない
このような2次的な「葛藤のようなもの」にも苦しんでしまうことになります。
これがまた厄介です。

決断が出来ない私はなんてダメな人間なんだろう・・・
などといった余分なものがついてきたりするからです。

では、このような状態から抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか。
そのために、まず大事なこと―――
それは「葛藤は辛いし苦しいから良くないことだ」という認識が自分の中にあるとしたら、
それに疑問を持つということです。

葛藤するきっかけとなった出来事を思い起こしてみてください。
それは自分にとって重要なことのはずです。

カレーを食べようかスパゲッティ―を食べようか、といったその程度のことで人間は葛藤しません。
そもそも葛藤とはなんなのか?

簡単に決めてしまっても良い事柄に対して人間は葛藤するでしょうか?
しないはずです。
人間は意味の無いことはしないようにできています。
なぜなら人間も「生き物」だからです、当たり前のことですが・・・。

生きのびるために、より良い人生を送るために、そのためのことをするはずです。
もちろん、何らかの悪条件があって思うようにできないこともあるでしょう。

でも、基本的には「自分という存在」を守り、より良くしていくためのことを指向するはずです。
ですから「葛藤」するのにも理由があるはずです。

この点を無視して、いたずらに解決を急ぐことは本末転倒です。
もちろん、葛藤している状態は確かに苦しいです。
私もそのような状況をいやというほど経験してきました。

でも、「葛藤が終わる瞬間」というものも幾度か経験してきて感じていることは―――
葛藤は自然に終わりをむかえる、葛藤の出口は必ずあるということです。

これはどういうことかと言いますと、「葛藤を無理やり終わらせようとしても難しい」ということです。
たとえばAかBか、どちらが良いか決められなくて葛藤している場合を考えてみてください。

無理やりどちらかに決めてしまっても、あとで必ず疑問が湧いてきてしまうということです。
これでよかったのだろうか?と。
また迷い始めてしまって、そして葛藤に舞い戻ってしまうのです。

そうならないためにも「葛藤するということは自分にとって大事なことなのだ」ということを、
まずは心に留めておいてほしいなと思うのです。

葛藤が終わるとき(2)に続きます→★


Posted on: 8月 18th, 2014 by エフ カウンセリングオフィス No Comments