嫌な過去を思い出す(3)~痛みの正体 | エフ カウンセリングオフィス

嫌な過去を思い出す(3)~痛みの正体

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嫌な過去を思い出す(2)~増幅される痛み の続きです

心の動きを止めてしまうという最終手段、
それは感情を封じ込めるということに他なりません。
楽しいこと、嬉しいことはもちろんのこと
悲しいこともなかったことにしてしまいます。
他ならない「怒り」すら、心の奥底にしまいこんでいきます。

ある一つの感情だけを出てこないようにするのは難しいいので
全部の感情をすべて残らずストップさせてしまうのです。
それにはどうするかというと、ひたすら頭を使えばよいのです。
考えて、考えて、考え抜く。
一生懸命、考えることを努力します。

考えている間は痛みも感じにくくなっていきます

たとえば「私が悪かったのだ」と考えれば、
それなりに痛みの原因がわかったようで納得がいきます。
そして原因が特定できれば対策も立てられます。

悪い私を良くしよう、
良くするためにどんな努力をすればいいかな?
などと考えることがたくさん出てきます。
そうしていると、痛みは感じているものの、
気が紛れて痛みを忘れることもできます。
忘れたような気にもなれます。

でもそれは「ごまかし」にすぎない

そうなのです、ごまかしに過ぎないのです。
いってみれば「対処療法」です。
傷の痛みが無くなったように感じても
傷の本体は・・・・そのまま。
見えなくなっている、見えないようにしている、
その場しのぎでしかないのです。

傷をそのままにしておくとどうなるか。
身体の傷を考えてみてもわかるとおり、
悪化して化膿して、大変なことになっていきます。
それでもなお放置を続ければ生命の危機に直結します。

心の傷にも同じことが言えます。
放置しておくと危険なのです。
なから放置しておいてはいけないよというサインを出しているのです。

痛みは自分を救うためのSOS信号なのです

だから繰り返し繰り返し、思い出されてくるのです。
そして、思い出すたびに痛みは増幅されるのです。
このまま闇に葬ってはいけない「こと」だからです。
それは何か。
自分の存在意義です。

誰と比べられるでもない、
存在しているということそのものが大事。
能力とか地位とか、役に立つとか立たないとか、
そのようなことなどは二の次ぎでいいのです。

自分の存在意義にケチをつけられた、軽く扱われた!
その時に感じた「まっとうな怒り」・・・
これを封じ込めようとするときに発生するのが
心の痛みです。

自分の存在意義を認めてあげない限り、
この「自分の存在意義を軽んじられた怒り」はおさまりません。
ですから何度でも繰り返し「痛み」となってSOSを出し続けるのです。
一刻も早く救ってあげる必要があるのです。

あなたの味方はあなた自身です。
嫌な過去を思い出したらそれはチャンスかもしれません。
自分の奥底から発信されるSOS信号を
見逃さないようにしたいものですね。

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このテーマは今回で終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました


Posted on: 6月 3rd, 2015 by エフ カウンセリングオフィス No Comments