やっぱり自信が持てなくて…(2)自分と他者 | エフ カウンセリングオフィス

やっぱり自信が持てなくて…(2)自分と他者

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やっぱり自信が持てなくて…(1) の続きです

 
自分ではない何者かの考えや価値観に左右されている不自然さ。
この不自然さの中に身を置いているとどうなるか、
それは火を見るよりも明らかです。

誰かの要望をかなえてあげた時に
自分は「よくやった」と思える。

周囲の期待に応えた時に
自分は「評価された」と思える。

他者の価値基準を満たせたときに
自分は「平均以上だ」と思える。

親、兄弟、親戚、友達、先生・・・
同僚、上司、仕事仲間、取引先・・・

恋人、パートナー・・・
配偶者、子供、孫・・・

自分以外の何者か、言いかえると「他者」。
他者をあげればきりがありません、まだまだあるでしょう。

その他者の考えや思いや価値基準といったもののうち多くは
言葉によって、会話によって伝えられます。
たとえば「~しなさい」とか「~したほうがいいんじゃなない?」という具合にです。

これはあくまでも相手の考えにすぎないことを認識したうえで、
相手の考えを「ひとまず取り入れてみる」のであればOKです。
その結果、「自分には合わないから却下しよう」とか
「自分にとって役に立ちそうだから採択しよう」と判断すればよいわけです。
自分で「選択」できているからです。

問題は選択というプロセスを省いてしまっている場合です。

相手の言葉が正しいことのように思えてしまう

そんな状況に陥っていると、自分で選択をせずに進んでしまいます。
相手の言うことに従わなければ!
不思議と反射的にこのように感じてしまうことがあるのです。

そもそもなぜ相手の言葉が正しいと思ってしまうのでしょうか。
ところが「なぜ」と問われてもよく分からないというケースがほとんどかもしれません。
ほとんど無意識的にそうなってしまったことが多いと推測されるからです。

ただひとつだけ私が思うには・・・

そんな自分を責める必要はまったくない

ということです。
なぜなら、置かれていた環境が自分をそうさせた可能性があるからです。
その環境が良いか悪いかということではありません。
それはまた別の問題ですが、ともかく自分がいた環境が、
結果として他者の価値観を第一としなければならない環境だった、
そういう可能性があったということです。

相手の言葉が正しい、だから相手の言うことに応えなければならない。
こういう環境に置かれれば、誰だって相手に従わざるをえないのが自然な流れです。
その中で、一生懸命に「その義務をこなした」のです。
相手の言葉に従うという義務を。

そうでなければその環境を生き延びることが出来なかったのですから、
むしろ良くやった、と自分を褒めてあげてもいいのです。
でも、やりたくてやったことではないし、
自分の価値観や考えとはかけ離れていることだったりしたわけです。
だから上手くやれなくて当然ですね。
失敗もします。
成功は少なかったかもしれないのです。

自分の価値観や考えに基づいた行動が成功しなかったからと言って、
それで落ち込んで自分を責めることは・・・・
不必要なことなのではないでしょうか。

相手の価値観や考えをこちら側の言動で満たしてあげること、
それは本当の自分がやるべきことではありません。
本当の自分とは「自分の価値観・自分の考え」のかたまりです。
本当の自分ではないものが「成功した」あるいは「失敗した」からといって
それは【自信】とは何の関係もないと、そう思っていいのです。

自信とは本当の自分の中にしか存在しないはずなのです

 

(続きます)

 

 


Posted on: 7月 12th, 2015 by エフ カウンセリングオフィス