親のルールが子どもを追い詰める | エフ カウンセリングオフィス

親のルールが子どもを追い詰める

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小さな子どもにとって親の存在は計り知れないほど大きいものです。
親が作ったルールが子どもにとっても唯一のルール。
そのルールが良いか悪いかは子どもにとってはあまり意味がありません。
なぜならそのルールに従うことが重要となるからです。
そうしなけれが生きていけないのですから。

ルールと言っても柔軟性にとんだ運用がなされれば問題はないのですが、
そうでない場合は子供にとって苦痛となっていきます。
ここでいう「柔軟性」とはどういうことかというと・・・

子どもの気持ちを尊重するこということです

気持ちが尊重されない、認めてもらえない。
気持ちを大切にしてもらえない、聞いてもらえない。
こうなると供にとっては地獄を生きるに等しくなってしまいます。

たとえばわかりやすい例でいうと食べもの。
「アイスクリーム食べたい、欲しい!」
無邪気な子供の口からはこんな言葉が出ていきます。
ところが即座に「ダメ!」というセリフが返ってくると、
子どもにしてみれば自分の存在を無視されたような感覚に襲われてしまいます。
食べたいと思うものを食べたいと表現できない、
子どもにとっては苦行です。

あるいは「これ大嫌い、食べたくない!」と食事を残す。
そうすると今度は「好き嫌いはダメよ、食べなさい!」と厳しい言葉が返ってくる。
これもまた子どもにとっては苦痛以外の何物でもありません。

自分の感情が湧き出てくる、
そのままを丸ごとまずは受けとめてくれる存在が必要なのです。
小さな子どもにとってはその存在が命綱にも等しくなります。
そして親がその存在であってくれれば
どんなにか心強いでしょうか。
それだけで安心できるのです。

ところがそうはいかないことが多いのが問題です。
気持ちをそのまま受けとめてしまうと
子どもがわがままになってしまうのではないかとか、
そのようなことを親が心配してしまうことが往々にしてあります。

わがままにさせないように、
親の言うことをきかせようと必死の努力を
「しつけ」という名のもとに行っていくわけです。
そのプロセスでじゃまとなるのが「子供の気持ち」なのです。

だから気持ちを封じ込めようとしてしまう。
子どもの気持ちを聴かないふりをするということが行われてしまいます。
子どもにとって親の存在はあらがえないほど大きいので、
親の言うとおりにするしかない・・・。
すると、子どもはどこまでも追い詰められてしまいます。

気持ちを抑え込むことほど息苦しいことはありません。
文字通り、息が吸えない苦しさに匹敵する感覚です。

でもなぜ苦しいのかわからない。
なぜなら子どもは親が正しいと思うしか選択肢がないからです。
だから黙っているしかないでのす。
反抗しようものなら、すぐさま抑え込まれてしまいますから。

では、そもそもルールというものが悪いのでしょうか。
必ずしもそうではありません。
適切であればルールはあっても良いのです。
あっても良いのですが、その使い方の順番に問題があったのです。

まず子供の気持ちを受けとめて認める。
これが最初に行われるべき順番だったのです。
その上で「ルール」についての説明があればよかったのです。

どんなに小さな子供であろうとも、
自分の気持ちを認めてくれる大人には信頼を寄せてくれます。
その信頼関係は、たとえ親子の間であっても必要なもの。
たとえ小さくてもそのその気持ちは尊重されていいのです

気持ちはその子ども自身そのものだからです

 


Posted on: 8月 9th, 2015 by エフ カウンセリングオフィス