急に冷たくなったワケ | エフ カウンセリングオフィス

急に冷たくなったワケ

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何かに悩み始めて
自分で解決しようと試みる。
あれやこれやと考えてみるのだけれど
なかなか悩みをスッキリさせることが出来ない。
頭の中にさまざまな思いや考えが浮かんで消え
消えたと思ったらまた浮かび上がってくる。

このグルグルとした出口のないループにはまってしまうと
抜け出すのは容易ではありません。
ネットで調べたり、本を読んだりして解決の糸口を探そうにも
そこでもまた、あれがいいのかこれがいいのかで
頭を悩ませてしまいます。

どれもこれも良いようで何か今一つ決め手に欠ける…。
じゃあ、これはどうかな?とまた新たな答えを探しに行く。
でもピンとこない。
まるで出口が無い迷路のようです。

この状態はあまりにも辛いので
友人に相談してみようと、藁にもすがるような気持で 
おもいきって声をかけて悩みを話したりということもあります。

ほとんどの場合、優しい友人たちは自分の悩み話を
じっくりと聴いてくれることが多いでしょう。
聴いてくれるとホッとします。
自分の中の緊張がほぐれていく感じもします。
今まで心の奥底に溜めていた思いがわっと出てきます。

「うんうん、そうなんだ・・・」
「それは大変だったね・・・」
などと慰めてくれながら、自分の話を聴いてくれる。
こんな人の存在はとても心強いものです。

ところが、その悩み事というのは
話の受け手である相手にとっては寝耳に水というか、
びっくりするようなことだってあるわけです。
とても重たい話であったり、
聴いているだけでも辛くなってしまうような話だったり…。

悩みというものは、自分にとってはある意味
慣れ親しんでいる日常です。
何日も前から、あるいは何年も前からずっと悩んでいる・・・。
当たり前のように自分とともにある悩み。
当たり前のように自分の生活の一部になっている悩み。

問題は、自分にとっては当たり前のことが
他人にとってはそうではない、ということです。
自分ではない誰かの悩みというものは、自分の外で起きていることであり、
自分の中で起きていることとは全く別のものです。

それは他人が簡単に解決してあげられる
  そんな単純な代物ではないのです

 簡単に解決してあげられるようなものではない自分以外の誰かの悩み。
これを何とかしてあげようとするときに、プレッシャーがかかってしまいます。

「私に相談してくれたのだからなんとかしてあげなければ!」
「自分が助けてあげなければいけない!」
こうして焦っていきます。

そもそも他人の悩みを簡単には解決できないのですから
どうにもなりません。
どうにもならない状況に陥ると、人は誰でも苦しくなります。
悩みで苦しんでいる人間を目の前にして、どうにもできない・・・。
どうすることもできなくて混乱してしまってもしょうがないのです。

これ以上このプレっシャーや苦しさに耐えきれなくなると
ついには限界が来ます。
場合によっては悩んでいる当人と距離を取らざるを得なくなるわけです。
距離を取らなければ自分がつぶれてしまうからです。

友人の態度が急に変わった。
なぜか冷たくなった。
そんな変化となって「距離」が現れてくることがあります。

それは友人が自分を嫌いになったのではなく、
プレッシャーから身を守るために今は自分と距離を取っているのだ。
そう考えてみるといいかもしれません。

むしろあなたのことを思うばかりに、
あなたの苦しみや悲しみに共感し過ぎてしまい、
その人にもまた余裕がなくなっている可能性が大きいのです。

いずれあなたが悩みから抜け出したときに
その人との関係も新たな局面になっていくでしょう。
元に戻る、というよりはもっと深みが増した関係性にもなれることでしょう。

誰かが急に冷たい態度を取るようになった。
それは必ずしも誰かが悪いというわけではない。
誰も悪くない・・・

そう思っていいのです。
そしてもちろん、自分を責める必要もありません。

苦しい状況の中でもやれることがあります。
それは自分に対してこう言ってあげること・・・
「よく頑張っているね、これでいいんだよ」

なぜならば、自分はベストを尽くしているからです

 

 


Posted on: 11月 2nd, 2015 by エフ カウンセリングオフィス