言いようのない孤独感~(1)愕然とする | エフ カウンセリングオフィス

言いようのない孤独感~(1)愕然とする

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今年も後わずかになってきました。
この時期になるといつにも増して街の喧噪が際立ってきます。
1人で外を歩くと余計に・・・・

1人で街中に出てみる、行きかう人々の姿が目に入る。
自分は1人でこうして歩いているけれど、周りの人々は皆楽しそう。
仲よく話をしながら歩いている人々。
友達なのか、カップルなのか、それとも家族なのか、
よくはわからないけれど、とにかく楽しそうで羨ましい。

このようなな光景を目にすると、孤独感が増していきます。
なんだか自分だけが取り残されているような感じ…。

ポツンと一人だけ、ただ、そこにいる

私は 誰の目にも映っていない?
誰も私がここにいることを認識していない?
そんな風にも思えてきます。

いや、私がここにいることには気づいているようだ。
でも、私が何を思っているのか、何を感じているのか、
それには無関心なのだ。
どうでもいいことなのだろう…。
こんな風にどんどん孤独感が大きく膨らんでいきます。

そんな諦めにも近い気持ちで、期待も捨てて、
もう一度周りを見渡してみる・・・・。
やっぱり皆、私のことを気にしていない。
私を「見ていない」・・・

よくよく一人一人の顔を見ていると、
意外な一瞬を垣間見るときが出てきます。

楽しそうに笑っているその顔が、
ふとした拍子に曇りがちになる。

笑っているはずなのに、
あれ?目が笑っていない。

笑ったあとに、一息ついた。
いや、そうではない、ため息だ。

並んで歩いているその2人の間に、
微妙であいまいな空気感がただよっている。

実はみな、自分と同じかもしれない

 まさかの疑問が湧いてきたりします。
みな、私が感じている孤独を、もしかしたら同じように
感じることもあるのではないだろうか、と。

どこからこの疑問が湧いてくるのだろう?
根拠はないのだけれど、不思議とそう感じる。
いや、敢えて理由を探すとすれば、なんだろうか?

その理由を探すことを試みる・・・。
そうするうちにふと、引っかかることにぶち当たる。
その引っかかることとは、いまだモヤモヤと漠然としている。
もうすこしじっくりとこのモヤモヤを観察してみる。

すると意外な光景が目に浮かんできた。
その光景とは自分がかつて友人たちと過ごした
クリスマスパーティの場面・・・

その場所がどこだったかはよく思い出せないが、
大勢でワイワイと盛り上がっている。
もちろん、自分もその中に混ざっている。

映画のワンシーンのようにその様子が目の前に広がっていく。
フィルムがじりじりと回っていき、シーンが移り変わっていく。
時間とともに過去の映像も流れていく。

宴もたけなわ、パーティの楽しいひと時が峠をこし、
そろそろお開きの時間がやってきた。

「今日は楽しかったね!」
「また来年もやろうよ!」
「今年も終わりだね~良いお年を!」
そんな会話が交わされて、そうしてパーティがいよいよ終わる。

会場を後にして家路につく。
楽しかった時間はあっというまに過ぎていき、
気がつくとも深夜である。

さあ、寝ようか。

ここで自分が一人でいることに気がつく。
どんなに楽しくても、どんなに大勢の人に囲まれていても、
そうだ、眠るときは一人だったんだ。

誰かと一緒に眠りの暗闇に入っていくことなど不可能。
こんな当たり前のことに気がついて愕然とする・・・・。


言いようのない孤独感~(2)絶対的な居場所 に続きます


カテゴリー: 03.孤独感・疎外感
Posted on: 12月 24th, 2015 by エフ カウンセリングオフィス