言いようのない孤独感~(2)絶対的な居場所 | エフ カウンセリングオフィス

言いようのない孤独感~(2)絶対的な居場所

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言いようのない孤独感~(1)愕然とする の続きです

一日を終えて眠りにつくとき、
その瞬間は自分一人だけの時間。
自分以外の誰かとその瞬間を共有することなどできないのです。

昼間、どんなに楽しく過ごしても、
どんなに大勢の人に囲まれていても、
夜の、この瞬間には…「一人ぼっち」になる。
この現象は誰の身にも等しく現れます。

まるでそれは人生そのものであるかのようです


どんなに大勢の人に囲まれて
思いどおりに楽しく過ごすことができたとしても
それは永遠には続かない…。

人生の「昼間」が終りに近づき、
人生に「夜」が訪れるとき、
その瞬間を誰かと共有することは
やはり、どう考えても不可能です。

この歴然とした成り行き、ともいうべきものが、
「孤独は怖いものだ」という思いを呼び起こさせるのかもしれません。

 ところがいま一度、冷静になって考えてみると
当たり前だけれど同時に不思議でもあること気がつくのです。

人生には必ず「夜」が訪れるということは、
誰にとっても例外のないことである・・・。
例外がない…それはすなわち「みんな一緒」ということです。

一日の終わりに夜が来るように
人生の終わりにも夜が来る。
これだけは、みんな一緒。

どれだけ考え方が違おうとも、
どれだけ価値観に差があろうとも、
いずれ夜が訪れるのは、全く同じ。

どんな感じ方をしようが、
どんな行動をしようが、
必ず夜になるのは、みな一緒。

時間は戻せない、あらがえない、
自然には逆らえない。
そこだけはみな一緒です。

その点だけは共感し合えるのです。
例え言葉が通じなくとも・・・。
これは唯一無二の共有概念と言えるでしょう。
ですから私たち人間とは、こう言いかえることも出来そうです。

同じ概念を感じることができる仲間・・・


どうにもできない「孤独感」
どうするこもできない自然の流れ。
それがあるからこそ、そこで共通の思いを共有できるのでしょう。

自分というものを見つめてみると
そこには「自分らしは」が存在します。

自分らしさとは、たとえば
オリジナルな感情や思考であたりするわけですが、
それは世界に1つだけのものであり
他には代えがありません。
だからこそ「一人ぼっち」を実感するわけですし、
孤独感も存在するわけです。

ところが自分の中の「人間」という性質に目を向けたとき、
この自分も「例外なく人間であること」を認識できます。

自分が「人間である」という居場所に存在することに気がつくと
そこは自分と同じ人間という仲間がいる、
そういう場所であることにも気がつくはずです。

生れてきて、この先も生きていく。
人生という「最初と最後だけは一人なんだよ」という、
似たような道を歩む仲間が、自分のほかにもたくさんいる。
「自然界に存在する人間」という絶対的な居場所ともいえるところに、
私達はいるのではないでしょうか。

こうして考えているうちにだんだんと、
「孤独感」をやみくもに恐れたり、
むやみやたらと避けようとしてみたり、
そういうことをしなくても大丈夫なような気がしてくるのが不思議です。

 


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カテゴリー: 03.孤独感・疎外感
Posted on: 12月 31st, 2015 by エフ カウンセリングオフィス