あがり症が苦しくて…(3)気にならない! | エフ カウンセリングオフィス

あがり症が苦しくて…(3)気にならない!

_shared_img_thumb_SAYA151005038020_TP_V

★あがり症が苦しくて…(2)嫌な予感 の続きです

「小さなことから手をつける」
そこから変化を感じられるようになっていった・・・。

本当にそれは小さなことでした。
小さなことだからこそ、それほど難しくはなかった、
意外とすんなりと手をつけることが出来ました。

大勢人がいる場所で過ごすシーン。
そこで会話を交わす必要があるとすると、
もちろん、緊張してあがってしまうわけです。

そこで、その場でもすぐにできる「小さなこと」をやってみる。
たとえば・・・会話が必要になるので「話題」を選ぶ。
何を選ぼうかな?と考える。
ここで、自分に負荷がかからないようにするのです。
これが「小さなこと」です。

言い換えるとするならば、「特別な努力を必要としないこと」です。
この場合特別な努力をしないとは、
「深く考えることをしない」と表現した方が近いかもしれません。

深く考えなくても良いのだ!
こうなれば気持ちの負担がグッと減ります。

では、深く考えないでどうやって「話題」を選べばよいのでしょうか?
それは意外と簡単です。
自分が話さなくてもいいようなことを話題に選べばいいのです。
相手に話してもらえるようなこと・・・・・

たとえば、その人の服装が素敵だなと感じたら、
「ステキなお洋服ですね」と言ってみる。
これだけで話が弾んでいく可能性があります。
話が弾めばホッと安心できて緊張がほぐれます。

もちろんこれは「たとえば」の話です。
ポイントは、話がうまくできるかどうかではなく、
自分が「あがってしまったらどうしよう」という思考の状態から
いかに抜け出せるかどうかです。

上記ケースで、話題をだしてみても話が弾まなない、
そういう場合ももちろんあります。
そうしたら、次の話題を探せばいいわけです。

そのためには相手に意識を向けることが必要になります。
自分があがってしまうかどうかではなく
相手に意識が向いて行く・・・。
これがコツのひとつです。

こうなってくると、自分があがっているのかどうかも
よくわからない状態になってきます。
実際には、あがって緊張して赤面もしている状態かもしれません。
でも、そんなことより相手の服装をチェックすることに一生懸命になる。

それは「集中する」ということです

人間というものは、何か一つのことに集中しているときには
他のことに注意を向けるのが難しくなるものです。

雨の中を歩いているとしましょう。
だんだん雨が激しくなってきました。
濡れるの嫌だな、と傘をしっかり握りしめます。
でも、どんどん雨の勢いが増してきて
おまけに横なぐりの風も吹いてきました。
こうなってくると、どんなに頑張っても、
傘をどう傾けてみたところで、
カラダのどこかしらが濡れてしまいます。

そんなとき、ふと目をやると、
はるか前方に美味しそうなパンケーキ屋さんが見えてきました。
おなかもペコペコだし「ああ、あのお店で食べたい!」
そうなったときに、あなたは思わず駆け出してしまうに違いありません、
雨の中を・・・・。

相変わらず横なぐりの激しい雨。
でも、「早くお店にたどりついきたい!」その一心で
もはや雨に濡れるのも気にならなくなって
全速力で駆け抜けていきます。

もしかしたら傘なんか捨ててしまったほうが
速く走れるかもしれない!
そんなことすら頭をよぎるかもしれませんね。

たとえどんなに些細な小さなことでも
他人から見たらくだらないと思われるようなことでも、
それに集中するということは
「あがったらどうしよう」という意識の外に出ることに等しいのです。

そうしてその意識の外に出た時に、
意外なことに気がつきました。

自分のあがり症で誰も困ってはいなかった

考えてみれば当たり前のことなのですが、
私はこんなことすら気がつかないほど
自分で自分を追い詰めていました。
どこか自分が悪いような、誰かに迷惑をかけているような
そんな気がしていたのかもしれません。
自分で自分を責めて罰していました。

でも、雨に濡れてもいいじゃない、
それよりもパンケーキが食べたい!
そんな自分でいいと思えたときにふっと気持ちが軽くなりました。

あがってしまうかもしれないという恐怖から解放されて、
もはや「あがるかあがらないか」は重要なことではなくなったのです。
文字どおり「気にならない!自分になれたのです。

(このテーマは今回で終了です。)

 


カテゴリー: 07.焦り・緊張
Posted on: 3月 14th, 2016 by エフ カウンセリングオフィス