変化のタイミングは自分だけが知っている | エフ カウンセリングオフィス

変化のタイミングは自分だけが知っている

20161109

しんどい思いをしているとき
そのつらさが増していくと
現状を何とかしたいと感じ始める。

それはごくごく自然なことです。

ここにくるまでは
何とか我慢を重ねてきたけれど
もうそろそろ限界かもしれない。

いい加減イヤになってきた
自分にうんざりしてきた
壁にぶち当たったような気がする。

とにもかくにも現状を打破したい!
そんな思いが自分の奥底から
湧き上がってくることがあります。

何かが閃いたかのように
頭の中にいろいろなことが
浮かんでは消え、そしてまた浮かんでくる。

これまで考えても考えても
答えが思い浮かばなかったのに
急に思考が冴えわたってきたような感覚。

今まで動いていなかった自分が
目を覚まして動き始めたような
新鮮な驚きさえ感じたりするかもしれません。

「ああ、もう変わらなければいけないんだ!」

そんな声がどこからか聞こえてきます。

これまでの自分はダメだった
だからもう変わりたい
変わらなくては!!

そして、その自分の声は
じわじわと大きくなっていきます。

早く早く!
今すぐにでも変わりたい!!
結果を出さねければ!

こうしてどんどん焦っていくのです

 かつての私がまさにそうでした。
「焦り」という落とし穴に見事にはまってしまったのです。

急(せ)いてはことを仕損じる、
こんな諺があるように、
焦って先を急ぐということには
注意が必要です。

変わりたいという
この気持ち自体が悪いということではありません。

「変化した自分」という成果を
急いで求めてしまうということに
おもわぬトラブルが潜んでいることがある、
そういうリスクがあるということなのです。

成果を手に入れたいと急ぐ。
何かいい方法はないかなと、
血眼になって探し始めたりします。

焦っていますから、
目に入るもの、出会ったもの、
どれもよさそうな気がしてくるんですね。

あるいは、成果が出るかどうかわからないけれど、
とりあえず試してみたくなる…。
現状のままで何もしないでいるよりも
いいのではないか?
そんな思いもあったりするわけです。

ところが、です。
成果を出そうと焦っているときというのは
自分と自分以外の人を比べてしまう
ということをやってしまいがちなのです。

そうすると、
自分がまだまだ至らない、
努力が足りない、
まだ変われていないない自分は
やっぱり駄目なんじゃないか?
そんなふうに、自分を責めてしまう。
そしてさらに焦るという
悪循環に陥りがちです。

そもそも人が変わるとはどういうことか?
もちろん、いろいろなものの見方や
解釈の仕方があるでしょう。
ただ私が思うに、不自然に変わったところで
それは本当の変化とは言えないのではないか?
そんな風にも感じるわけです。

自分で自分を追い込んで、
涙ぐましい努力をして、変わった。
誰かのアドバイスに忠実に従って、
その結果、変わった。
どちらも不自然な変わり方ではないでしょうか。

その不自然な変わり方が悪いとか、
正しくないなどと言いたいのではありません。
問題は、不自然な変わり方をすると
結局苦しいままなのではないか?
ということなのです。

もともと苦しかったのは
自分らしくいられなかったから、のはずです。
それを不自然な「自分らしくない」方法で変えたところで
果たして苦しさが消えるのでしょうか?
とても消えるとは思えませんが、いかがでしょうか。

人の気持ちや思いというものは、
川の流れに似ています。
自然に流れていく…
自然な道筋がちゃんとあって
そこをこれまた自然な勢いで水が流れていく。

この自然な流れを
外側から不自然な力を加えて
無理に変えようとすると
一体どうなるでしょうか。

障害物に当たってしまって
流れがせき止められてしまったり
思わぬ方向に曲がって溢れかえったり
本来の川の姿ではなくなってしまいます。

変化するときというのは
そのタイミングはまさに人それぞれです。
焦らずとも自然にその時は
やってくるのではないでしょうか。

自分の内側の準備が整ったときに
そのタイミングがやってくるといえるでしょう。
ですから、本当の変化が訪れるときには
それはむしろ静かに深く訪れます。

もし、今あなたが自分を変えたいと
熱望しているのであれば
焦っているときには見逃してしまいがちな
ほんのわずかな小さな小さな変化が
自分の中にすでに存在しているかもしれないと
探してみてはどうでしょうか?


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Posted on: 11月 9th, 2016 by エフ カウンセリングオフィス