頑張れば頑張るほど孤独を感じる… | エフ カウンセリングオフィス

頑張れば頑張るほど孤独を感じる…



人とつながっていないとなんだか寂しさを感じたり
誰かにわかってもらえないと孤独が身に染みる…

だから私はかつて、一生懸命に努力をしました。
誰かとつながろうと。

そのために自分のこと理解してもらおうと
それはそれは必死でした。

自分のことをわかってほしい!

 これは自分の「考え」を理解してもらうことでもありました。

なぜ私の考えをわかってくれないのだろう?
何度も何度も説明しているのに、それでもわからない?
一体どういうことなのだろう?

不思議でしかたがありませんでした。

自分の中では非常に理屈が通っていて、
おかしなところなど一つもない…。
私の考えのどこが間違っているというのか?

もしかしたら相手の理解不足なのだろう。
だったらもっとわかりやすく、詳しく説明すればいい!

このように思い至った私は、さらなる「説明」を
相手に対して必死におこなっていきました。

あの手この手で、角度を変えて、
言葉を変えてわかりやすく。

延々と何分でも何時間でも
それこそ熱弁をふるう時すらありました。

それは相手が誰であれ、わかってほしい!と
そう思ったときにはいつも、でした。

ところがこれほどまでに力を尽くしても
どうにも理解をしてもらえないという状況は変わらなかったのです。

そんなはずはない、私の考えは間違ってなどいない

こう確信した私はさらなる努力を始めたのでした。
その努力とは「自分の考えの正しさを証明する」努力です。

正しければ相手は納得してくれはずだ。

そう信じていた私は、それこそ自分なりの知恵を絞って
いかに自分が正しいかを訴えていくことにのめりこんでいきました。

自分の考えの正しさをどうやって証明するか?
この疑問が出てきたときに、ふっと魔の手がさしたのでした。

そうだ、相手の間違えを指摘しよう!

この思いにとらわれてしまったので、そこから先は
ひどいものでした。

自分が正しい、相手は間違っている。
この前提がすべてとなってしまいました。
自分の正しさを証明すればするほど、
相手が間違っていると批判する。

このようなことを繰り返し繰り返し、やってしまいました。

こうしていつの間にか、とてつもなく今までにない
感覚に襲われるようになりました。

それはそこはかとない寂しさです。

こんなに努力をしているのに報われない感じ、
心の隙間がどんどん広がっていく。

まさに「孤独感」と言えるような感覚でした。

誰も自分を認めてくれない、わかってくれない。
みんなが自分の敵になってしまったかのような、
そんな孤独感でした。

当時の私には「自分と他人は違うのだ」ということが
全くピンと来ていなかったのです。

人は誰でもその人なりの考え方を持っているし、
感じ方も違えば、もちろん感情だって別物です。

その当たり前だけれどとても大事なことが
以前の私にとっては理解しがたいことだったのです。

なぜこの人はこのような考え方なのだろう?
そう自分に問いかけてみる余裕が全くありませんでした。

でも人と人との違いに気がついたときに、
不思議なことになぜだかほっとした気持ちになりました。

違っていていいのだ、そもそも違うのだ

そこには大きな安堵がありました。

人を「自分とは全く違う存在」としてみることができたとき
「他の誰とも違う自分」を感じることができました。

なぜか、どこからか湧き出てきた安心感を
かすかにキャッチできたのです。

 


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カテゴリー: 03.孤独感・疎外感
Posted on: 5月 4th, 2017 by エフ カウンセリングオフィス