幸せになるのが怖い… | エフ カウンセリングオフィス

幸せになるのが怖い…




幸せになるのが怖い?
そんなばかな!とお思いの方も多いことでしょう。

でも、「幸せになるのが怖い・・・・」
このなんとも言えない感覚・感情に身に覚えのある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

思うようにいかないことが多かったり、
意に反して人生が進んでいってしまったり、
努力しても努力しても報われなかったり、
あるいは、自分でもよくわからなくなってしまって
人生の迷路に迷い込んでしまった・・・・。

決して苦しもうと思ってすすでいるわけではないのに、
なぜか苦しいところにたどり着いてしまった。
手を抜いているわけではないのに、
なぜ自分だけこんなにつらい目に合うのだろう?

もがけばもがくほど、かえって苦しみが増していくような
暗闇の中に一人取り残されたような気分。

このような状況に陥ってしまったことが、
私にはあります。

表面上は何とか平静を装っていても
こころの中は暗黒です。
真っ暗闇で希望の光など一筋もありません。
「幸せ」という言葉がむなしく思えるのです。
絵に描いた餅、のような、
そんなものどこにあるのだろう?
リアルに感じることができませんでした。

リアルに感じることができない、
実感できないということは、
それは自分の中には「無い」ということに等しいのですね。

経験したことがないことは
怖い、と感じるのが自然だとも言えます。
なぜなら、自分の身を使ってやったことがないのだとしたら
上手くいくかどうかわからない、
けがをするかもしれない、
想像していなかったリスクが潜んでいるかもしれないからです。

「幸せ」というものにも同じことが言えます。
幸せを手にして実感している人には
なかなか想像しにくいことだとは思います。

でも、「幸せがどういうことかわからない」という場合があるのです。
わからない、それは正体不明に等しいということです。

頭では理解できても実体験をともなっていないと
なんだかピンとこない。

幸せも・・・どうにもピンとこない。
ありうることです。

それがどういうことだかわからない。
未知のもの、得体のしれないもの。
だから不安。

そしてさらに、たとえ手に入ったとしても
ずっと自分の手のうちにキープしておけるのだろうか?
そういう疑念。

心が安らぐとは到底思えない、
なんだかざわざわする落ち着かない感じ。

実感として自分の中にないものは
どうにでも不安な要素を思いついてしまうものです。
ああでもないこうでもないと、考えを巡らせれば巡らせるほど
不安という厄介者は、その姿を大きくしていきます。

私はこの無限ループともいえる
「考えることによって生み出される不安感」を
ずっと持ってしまったのでした。

繰り返し繰り返し、その不安を感じれば感じるほど
それは大きくなって怖いものとなっていきました。

だから一歩踏み出せなかった・・・・
そうなのです、怖いから前に進めなかったのです。

自分の頭の中で生み出してしまった「怖い」という思い。
後になってわかったことですが、
実はそんなものはどこにもありませんでした。

そして「幸せ」というものは、
誰かが絵にかいたようなものでもなければ、
誰かが文章で説明したものでもない、
自分だけがある瞬間に感じるものなのではないでしょうか。

あらかじめ形が決められたものでもない、
誰かが「幸せとはこういうものですよ」と
決めたものでもないと思うのです。

自分の中に感じるもの、
自分の中から感じるもの、
それが幸せというものの性質だとしたら、
恐れる必要などあるはずありません。

なぜなら既にそれは自分の一部だから…。
そんなふうにも言えるのではないと思うのです。

 


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カテゴリー: 09.恐れ・不安感
Posted on: 8月 16th, 2017 by エフ カウンセリングオフィス