自分をおとしめてしまう罠 | エフ カウンセリングオフィス

自分をおとしめてしまう罠

どうやっても自分をいいと思えない。
どれだけ考えても自己肯定できない。
自分のダメなところばかり思いうかんでしまう。

悩みが深くなってくると、このような状態に陥ってしまう。
しんどいはずなのに、よく起きがちなことかもしれません。

自分の悪いところばかり気になってしまう。
ああすればよかった、こうすればこんなことにはならなかった…。
そんな風に自分を振り返ることもあるでしょう。

自分で自分を批判する。
だからダメなんだよと、叱責する。

不思議なことに、考えれば考えるほど
まずます自分を責めたくなってきたりもします。

批判したり責め立てたりしていくうちに、
それだけでは終わらずに
もっともっと、自分をなじってしまう。
こんなこともやってしまったりします。

自分をおとしめはじめると
こうして勢いがついてくることもよくあります。

なぜこうした「罠」におちいってしまうのでしょうか?

そうなのです、これは「罠」なのです。
自分で自分にしかけているトリック・・・・。

自分をおとしめるという行為・考えは
誰からも制限をかけられることがありません。
自由自在にできるわけです。

この「自由自在にできる」というのが
罠の重要なポイントなのです。

悩んでいるとき、苦しいとき、
それはどんな時でしょうか?
或いはどんな環境に置かれているでしょうか?

身動きがとりづらかったり、
選択肢がせばまってしまったり、
周囲からのプレッシャーがあったりと、
なんらかの「不自由さ」があることが多いです。

そうするとどうなるか?
「自由になりたい!」と感じるのです。

でも、自分の思うようにはいきません。
そう感じていることが多いわけです。

そこで、この苦しさから少しでも逃れようと
必死にもがいていきます。

そんなときに自由自在にできることと言えば
「考える」ことです。

何を考えるのか?

考えることはできても、それはそれで難しく感じてしまいます。

そこで、こんなことを考えたりするのです。

【上手くいかないのは私が悪いのかな】

自分がそう考えればそう思えてくる。

だから「簡単」なのです。

上手くいかないのは私がダメだからだ

たとえばこうして自分をおとしめる…
そしてさらに、自分に罰を与える。
自己評価を低くする、自分を否定するという
そんな罰です。

これをやっているときは
誰からも制限をかけられることがありません。
いいかえると、自分をおとしめているときだけは
皮肉にも「自分の好きなように自分をせめることができる」
というからくりなのです。

このように苦しいことをやってでも
ほんのちょっとでも「自由」を感じられたのなら
それは意味のあることかも知れません。

でもやればやるほど苦しみが増します。
ちょっとの自由と引き換えに、さらなる苦痛をともなう、
まさに身動きが取れなくなるような苦悩です。

巧妙な罠というものは、それが罠であると気づかれにくいものです。
この「自分をおとしめる」という苦悩は
非常に巧妙に自分に仕掛けた罠、と言っても過言ではないでしょう。

では、どうすればいいか?

罠から抜けるには、それが罠だと気づくことが大事です

罠であると気がつけば、
続ける必要性がなくなります。

もちろん、すぐにはやめられないと
そう思ったり感じたりすることもあるでしょう。
ですから「これは自分を苦しめる不毛な行いなのだ」と
自分に言い聞かせてあげることもいいと思います。

人は誰しも本心では、自分を苦しめたいなどとは
思っていはずではないでしょうか。

もし自分をおとしめているかもしれないな、と感じたら
その罠にハマっている自分に対して
救いの手を差し伸べてあげてください。

罠なんだよ、と
まずはそう教えてあげることができるのです。


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Posted on: 12月 18th, 2017 by エフ カウンセリングオフィス