本心を隠す | エフ カウンセリングオフィス

本心を隠す

                                 

皆さま、こんにちは。
ACで苦しんでいる人に共通の傾向に「本心を隠す」というものがあります。
正確には「自分の本心がわからなくなっている。」
あるいは「自分の本心に気がつかないフリをしてしまう。」 こういう事だと思います。
こうなってしまった経緯というのは、人それぞれでしょう。
その原因にさかのぼることはいくらでもできますが、ここでは述べないでおきます。
今日、問題として取り上げたいのは、原因についてではありません。
「本心を隠す」ことの影響です。
本心を隠すことで過酷な状況をくぐり抜けて生き延びてきたわけですから、
そういった意味では悪いことばかりとは言い切れません。
でも、現在の苦悩に影響を与えているとしたら・・・。
それはいつまでも続けていられるはずはありません。
最初のうちは意図して本心を隠してきた、そんな状況だったかもしれません。
でも、それが習慣になってしまうと、自分の本当の気持というものに
蓋をすることが当たり前のようになっていきます。
本当の気持ちを出したり、実感したりすることを躊躇するようになっていきます。
こうなってくると、何かの拍子に「本心」が表に出てきた瞬間に罪悪感を感じるようになってくるのです。
「本心」…その気持ちがどのようなものであれ、「感じること」自体に罪悪感を抱くようになってしまう。
その罪悪感に耐えられずに「本心を隠す」。
本心を隠すことが上手になってくると、意識せずにできるようになってしまいます。
自分の気持ちや感情を抑え込んでしまうのです。
こうして抑圧された自分の本当の気持は行き場を失い、深く沈殿していきます。
何年も何十年もの間、静かに深いところでひっそりと・・・。
抑圧されて、亡き者にされた「本当の気持ち」は、いつしか形を変えていきます。
なぜなら、そのままの形で表に出てくることを許されていないからなのです。
形を変えれば表に出てくることができます。
それはいろんな形となって現れてきます。
たとえば不安感・・・。
これは消そうと思っても消すことができません。
もともとの気持ちが姿を変えて出てきたものだからです。
その、もともとの気持ち=「本心」を認めてあげるまでは、消えてはくれません。
認めてほしいから、姿を変えて表に出てきているのです。            


Posted on: 3月 25th, 2013 by エフ カウンセリングオフィス No Comments