許すのか、許さないのか | エフ カウンセリングオフィス

許すのか、許さないのか

            

自分に酷いことをしたり言ったりした人(仮にAさんとします)
「許す」のか「許さない」のか、
私はこれで随分悩んで苦しんできました。
苦しんできた、というよりは結論が出せずに、いつまでたっても気分がスッキリしない、
気持ちが晴れない、といったほうが近いかもしれません。
頭ではわかっているのです、許すべきだと。
許せば苦しみから解放されて楽になれるのだと。
いつまでも恨んでいたところで、何の解決にもならない。
許すことが唯一の解決方法なのだと。
これは何かの本で読んだか、ネットか何かに書いてあったのを見たか、
よくは覚えてはいないのですが、
当時の私には「なるほど!」と納得できたような気がしたのです。
でも、でも・・・
何度も何度もAさんを許そうと試みたのですが、どうしても許すことはできませんでした。

というより、そもそも「許す」ってどういうこと?という疑問が膨らんでいくばかりでした。
許してしまったら、Aさんが正しかったことになり、
負けた私がAさんの前に
ひれ伏さなくてはならないのだろうか?
そんな思いもありました。

かといってこのまま「絶対に許せない!」と恨みつらみを抱えて生きていくのは嫌でした。
なんというか、あんなに酷いことをしたAさんに、私の大切な時間と人生が汚染されて
台無しにされてしまうような気がしたからです。
Aさんの私に対する酷い仕打ち(と私には感じられました)は、とてもどす黒く汚いものに思えました。
人間の醜い部分が凝縮されたような…。
(あ、でも今ではそうは思っていません。
全く違う感想を持っていますが、
それを書くのは別の機会に譲りたいと思います。)
そんな醜いものに私はこれ以上、交わりたくなかった!
私は結局どうしたかというと、許すか許さないかという『二者択一の選択』をしなかった、
できなかった、ということです。
許すでも許さないでもない、何か別の選択肢があるのではないかを模索することにしたのです。
 

★許すのでも、許さないのでもなく に続きます




Posted on: 1月 3rd, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments