変わるということ、についての私感 | エフ カウンセリングオフィス

変わるということ、についての私感

                       

苦悩の渦中にいた時、私は「自分を変えなくては。変わればきっと楽になれるはず。」という思いを、
自分の中のどこかに感じていました。

でも、どうやって変わればいいのかがわかりませんでした。
そもそも、「自分を変えるってどういうこと?」という世界最大のナゾが横たわっていたわけです。

今、確かに私は以前と比べると「変わった」という実感がありますが、
それは「変わるということがどういうことか」という明確な答えをもとに行動を起こした結果ではなくて、
気がついたら変わっていた、のです。


その要因をいろいろと考えてみると、いろいろな人との出会いがとても大きかったと思います。
今までの私の中には無かった考え方、感じ方といったものを、出会った人とのやり取りの中で、
私は自分のハードディスクの中に少しずつ「格納」していきました。

その場では、その人が言っていること・やっていることの意味が分からないことも多々ありました。
でもとりあえず、自分の頭の中や心の中に「自分以外の人の思考・感情・行動」といったものを
一旦取り込んで置いておく、放置しておくことをしてみたのです。

自分は変わらないと思っていても、体中の細胞は毎日毎日生まれ変わっています。
(ちょっと話が飛躍すぎでしょうか?)
変化があまりに小さすぎて、自分では気が付かないだけなのかもしれません。
話が少しずれてしまいました、戻しますね。

ほかの人の「思考・感情・行動」を一旦自分の中に取り込むというのは、
その人の言うとおりにする、言い換えればその人の真似をする、ということではありません。
ではどういうことかというと「なるほど。こういう考え方や感じ方、行動の仕方もあるんだな。」
という情報・データとして
自分の中にストックする、ということです。

その情報・データというのは単なる数字とかではありません。

人の心に関係することですからとても曖昧で、例えるならば「生モノ」のようなものです。
たくさんの「生モノ」が私の中に貯蔵されていく・・・
そうするうちに、「生モノ」と「生モノ」が混ざり合って化学反応のような事が起こります。
恰好つけて言わせていただくならば、ワインが樽の中で熟成していく、といった感じでしょうか。
時間がたっていい具合に熟成してくると、それが香りを放って自分の中から外へ放たれてくるわけです。
「ああ、あれはこういう意味だったんだ。なるほど、納得!」というような感じで。

自分で無理やり自分の考えを変えた訳でははなく、
かといって誰かの言うことを鵜呑みにして
それに従ったわけでもない。
でも、確かに私は変わりました。
結果として変わった、のです。

世の中には色々なタイプの人がいます。
(これはかなり重要なことだと思います。人間関係を考える上での核心部分かもしれませんね!)
書かせていただいた事はあくまでも私個人の感想です。
こんな風に感じている人間もいるのだという一例として見ていただければ、幸いです。  


Posted on: 1月 13th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments