違いが分からないから摩擦を生んだ | エフ カウンセリングオフィス

違いが分からないから摩擦を生んだ

bsMAR88_mokuren                      

個性の違いが分からないと人間関係における摩擦を生む・・・
分かっている方には当たり前すぎて、「何を今さら…(苦笑)」なことかと思います。
ところがこの「個性の違い」ということが、どうも私には理解できなかったのです、 半世紀近くもの長い間・・・。
自分が見ているもの・感じているものが「自分にとってのすべて=世界」だったのです。
例えば、今日はやけに暑いな、と感じたとします。
そう感じると同時に全ての人が「今日はやけに暑いな」と感じているはずだと 信じて疑わなかった、ということです。
大げさでも何でもなく、本当にそうだったのです。
もちろん頭では分かっていました、人にはそれぞれ個性があって考え方も感じ方も違うのだ、と。
ところが、言葉では表現できない自分の奥深いところで実感・納得することができなかったのですね。
するとどういうことが起きるかというと、他人の言葉や行動が「間違っている」
という認識になって
しまうわけですね、私の中で。
「私のほうが正しい、あなたは間違っているから直すべき!」こうなっていくわけです。
この様な状態でコミュニケーションを行うと、私から発せられる敵対心・競争心が 相手の気持ちに突き刺さります。
そこで摩擦が起きるわけですよね。
リアルな喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
私はこの摩擦(といっても自分で作り出していたわけですが)が怖かったので、
次第に自分を覆い隠すようになっていきました。
身体は実際の社会生活の中にあっても、心は妄想の世界に生きている、
そんな状態になっていきました。

でもある時に、はたと気が付いたというか、実感できたわけです。
人はみな違う、と。
違うということはどちらが正しくてどちらが間違っているということではない。
優劣をつける必要などないのだから、競争する必要はない。
それぞれが、それぞれのあり方で存在していいのだ。
そう思えるようになって、他人との間に摩擦を起こす必要が無くなっていったのです。
あまりにも単純なことですが、これが実感できた時に私は何故だか笑ってしまいました。
(あまりの自分のバカさ加減に呆れるのを通り越して、ただただ可笑しくて笑いしか出てきませんでした。)
こうして、私は妄想の世界から抜け出して、現実の世界に生きることができるようになったというわけです。  


Posted on: 1月 19th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments