視線が怖い | エフ カウンセリングオフィス

視線が怖い

DI_IMG_5638500

以前の私は、人の視線というものがが怖くて怖くて仕方がありませんでした。
特に、女性です。
そうなんです、女性の視線が怖くて恐ろしくてどうにもならなかったのです。
例えば、仲の良い女友達と4~5人で喫茶店(カフェ?)に入るとします。
話しが盛り上がってきますよね、いわゆる女同士のキャーキャーした話題で。
ファッションの話だとか好きな男の子の話だとか…いろいろと。
ところが、私はそんな話題に全くついていけなかったのです。
何故かというと、そこにいる友達一人一人の視線<目>が気になってしまって、そこに意識が集中してしまうのです。
例えば「あ、○子ちゃんが私を見てる…。 何を言われるんだろう? また、暗い!とか言われるのかも」というように。
実際には何も言われていないのに、自分の頭の中で悪い方向に妄想が膨らんでしまって、
相手のセリフを勝手に作り上げてしまうのです。
そんなことをしているから、会話に入っていけない、どんどん無口になっていくわけです。
いろいろな人の目に私は「悪意」を読み取り、それを言葉に置き換える作業をしていたのです。
私を責める、私に意地悪をする、私を嘲り笑う・・・などなど。
すべて私の頭の中で作り上げたものに過ぎませんでしたが、 それは後になって気が付いたことです。
人を信じたら裏切られるよ、人を信じちゃいけないよ、特に女はいやらしいよ、気を付けないといけないよ。
自分の中にいたもう一人の自分が、常に私の耳元で囁いているかのようでした。
頭の中でいろいろな言葉を並べ替えることはできても、「五感で感じる」ということが私は苦手でした。
言葉にならないものに手応えが感じられなかった、だから必死に頭を使って考えた…。
「人の目」には、決して言葉で表現しうることのできない「心の奥底」が現れると思います。
言葉でしか「物事」を理解することができないと信じていた私にとって、
「人の目」は得体の知れない恐ろしいものだったのです。
そして、とりわけ女の目が怖かったということを突き詰めると、もっとも身近な存在の女、
つまり<自分>という存在が
恐ろしかったということなのかもしれません。


カテゴリー: 09.恐れ・不安感
Posted on: 2月 24th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments