<棘>を感じる言葉への対処法 | エフ カウンセリングオフィス

<棘>を感じる言葉への対処法

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言葉を介して他人とやりとりをする、そこにはいろいろな可能性が隠れています。
嬉しくなる、楽しくなる、感動する、感謝の気持ちが湧いてくる…
こんなことばかりだったら素晴らしいのですが、実際にはそうもいきません。
ある人の口から出たある言葉に<棘>というものを感じてしまう、こんな経験はよくありますよね。
特に心が弱っている時というのは<棘>に対するセンサーが必要以上に敏感に 作動してしまいます。
そのため、人の言葉を聞くだけ・目にするだけでも辛いと感じてしまう人も多いかと思います。
では、この辛さを無くすにはどうすればいいのでしょうか。
その方法を、古今東西いろいろな人がいろいろな表現で教えてくれています。
今日は「私なりの表現」で今一度、整理をしてみたいと思います。
仮にあなたが、Aさんという人から「あなたの考え方は間違っている」と言われたとしましょう。
あなたはどう感じますか?
ここであなたの心がズキンと反応してしまうのなら、あなたはAさんの言葉に <棘>を感じた訳です、
ズキンズキンと心が痛むわけです。
こうしてあなたは傷ついてしまいました。
でもAさんの言うとおり、あなたは本当に「間違っていた」のでしょうか?
あなたは正しかったかもしれない。
それなのに、無意味に傷ついてしまったかもしれないのです。
なぜそうなってしまったかというと、あなたがAさんの言葉を『手を加えずに生のまま 自分の中の一番大切な場所に置いてしまった』からなのです。
あなたは<棘のある食べ物>を食べようとする時に、棘も取らずにそのまま無防備に 口の中に入れて一気に飲み込んだりしますか?
そんなことはしないですよね。
言葉だって同じです。
無防備に自分の体の中に取り込むなんて、しかも自分の一番大切なモノに触れさせるなんて、
そんな危険なことはしないでおきましょう。
言葉に<棘>があると感じたなら、その言葉にとりあえず『?』マークのシールを貼って、 袋か何かに入れます。
そのうえで、「自分の中の一番大事な場所」に置くのではなく、「自分の中の収納専用ケース」に 分類して保管するのです。
「取扱い要注意」 「要検討」 「後で考える」 「○○年保存」 「一日だけ保管」 「後で破棄」 「無期限保管」などなど。
その言葉の取り扱い方を<自分で>決めて、整理して置いておくのです。
こうすればAさんの言葉に感じた<棘>で、自分の心をダイレクトに傷つけることはありませんね。
Aさんに、あなたに対する敵意や悪意があったのかどうかはわかりません。
でも、あなたはAさんに対して敵意や悪意を出さずに、それどころか、 これほどまで丁寧にAさんの言葉を取り扱いました。
これは、あなたのAさんに対する最大限の「おもてなし」です。
そうです、あなたはAさんの言葉を「尊重」しました、だって受け取りを拒否したのではないのですから。
こうして、あなたもAさんも、どちらも傷つきませんでした。
そして互いに傷つかなかった分、わかり合えるかもしれないという可能性が高まったかもしれません。
この先あなたとAさんが何を考え何を感じていくのかは、それぞれの『人生です。
お互いに『自由』なのです。


Posted on: 3月 6th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments