相手を理解する~誰のために? | エフ カウンセリングオフィス

相手を理解する~誰のために?

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人とわかり合うことって、ホントに難しいですよね。
自分と同じような考え方や感性の持ち主であればまだしも、 自分とは似ても似つかぬような人とは、
いくら語り合ったところでわかり合えない、通じない。
わかり合おうと努力することが徒労に終わることも少なくありませんよね。
それなのに巷には「他人を理解しましょう」とか「痛みを分かち合いましょう」とか
「思いやりが大切です」とか・・・
そういった<標語>があふれています。
私たちは精一杯、努力してきました。
他人をわかろう・理解しようと一生懸命に!
でも、でも、わかり合えない・理解できない、だから困惑している…。
それ以前に、自分を分かってもらえない・理解してもらえない、
だからこんなにも苦しく辛いのではないでしょうか。
では、なぜ自分を理解してもらうことが難しいのでしょうか。
どうしたら自分を理解してもらえるのでしょうか。
この難問を解こうとすると『あなたは自分自身のことを理解していますか?』
という大きな問いが目の前に横たわっていることに気付く人もいるかも知れませんね。
自分を知らずしてその「自分」とやらをどうやって相手に伝えるのでしょうか?
そうなんです、相手に自分を分かってもらえないのは、伝え方が下手だったというよりは、
そもそも伝えるべき「自分」というものが当の本人もよく分かっていなかった、
そういう可能性もあるわけなんです。
では<自分をわかる>にはどうすればよいのでしょうか。
手っ取り早いのは「相手を理解してみること」かもしれません。
相手がどれだけ自分と「違う」のかを観察してみると、逆に「自分」がどういう人間なのか、
ぼやけていた自分の輪郭が自然に浮かび上がってきます。
そう、「比較」してみるのです、相手と自分とを。
相手を理解するというと、なんだか相手の言うことをすべて受け入れなくてはいけないとか、
そんな風に思ってしまうかも知れませんが、心配ご無用です。
ただただ、相手を注意深く見てみる、それだけです。
ここで使っている「理解」とはそういう意味なんです。
(理解だなんてちょっと大袈裟でしたね)

相手と自分、違っていても良いのではないでしょうか。
違うモノが同時に存在するのは自然界にとっては当たり前のことですよね、
私たちも自然の一部ですし・・・。
こうして自分の輪郭がはっきりしてきたら、いよいよ今度は、
この「自分」をどうやって相手に「アピール」するかです。
やはり、効果的にアピールするためには作戦を立てるのが良さそうです。
作戦を立てるために必要なものは、まずは「敵陣の偵察」ですよね。
ここでもまた相手をじっくりと「見てみる」のです。
相手がもし柔道の達人だったら?
真正面から体当たりしたところで、背負い投げで一本取られてハイ終了、負け~!です。
でも実は、もしかしたら彼(彼女)はケーキが大好物かもしれません。
柔道で勝負するのではなく、ケーキで一緒にお茶をしながら過ごしたら、
あなたは意外にすんなりと自分のことをアピールすることができるかもしれません。
相手を「見てみる」とは、例えて言うならば、こういうことに近いかもしれません。
もともとわかり合えなかった相手なのだからダメでもともと、上手くいけば少しだけ近づける、
ちょっとだけでも自分を分かってもらえるかもしれない。
そう思えば気が楽です。
まずは試してみる、ダメだったら別の手を考える。
小さなことから始めてみるのはどうでしょう。
相手を見る、たったそれだけの簡単なことから。  


Posted on: 3月 13th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments