2つの孤独 | エフ カウンセリングオフィス

2つの孤独

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人間関係がうまくいかないときに、なぜだろうと考えます。

自分のことを分かってもらいたいのに分かってもらえない。
どんなに手を尽くしても理解されている感じがしない。
自分は拒絶されているのだろうか?
存在を認めてもらう価値がないのだろうか?
そんなふうにまで自分を追い詰めてしまうことってありませんか。
その一方で、相手のことを理解しているつもりだけれど、
相手からは 「あなたは私のことを理解できていない!」と言われてしまう。
じゃあ理解できるようにと努力しようとすると、
今度は「あなたには私のことなて理解できるはずない!」というような拒絶反応にあう。
これも、よくあることかもしれませんね。
自分を分かってもらえない。
相手を分かってあげられない。
2つの孤独です。
まるで自分と相手の間に、目には見えない大きな壁が立ちはだかっているかのようです。
コミュニケーションの大部分は「言葉」によって行われる・・・そう感じている方は多いのではないでしょうか。
もっと自分を理解してもらいたいと思うとき、さらに「言葉」を使って自分を説明しようとします。
もっと相手を理解しようと思うときにも、これでもかというくらい「言葉」を使って相手を質問攻めにします。

「なぜ?どうして?」
「何がしたいの?」
「なんでそんなこと言うの?するの?」
「いったい何を考えているの?」

でも、会話がかみ合わずに すべての努力は徒労に終わる・・・。
言葉を使えば使うほど、自分と相手のとの間にピリピリとした張りつめた空気が流れ始める。
互いに、引くに引けなくて、さらに<言葉の応酬>が続いていく。
コミュニケーションのはずだったのに、いつの間にやら戦争のようになってしまう。
いったん一旦戦争になってしまったら最後、勝負がつくまで止めることはできなくなってしまいます。
理解されない。 理解できない。
この2つの孤独を、言葉というものを使うだけでは完全に埋めることができないのならば、
言葉以外のモノで自分と相手の間を埋めてみることはできないものでしょうか。
口を閉じて、書く手を止めて、言葉というものを少しの間だけ手放してみる。
そうしたら、見えてくるもの、聞こえてくるもの、匂ってくるもの・・・
いろいろなものを感じることができるかもしれません。
そして、そうやって感じたものを言葉以外の方法で伝えることができたら、
今までとは違った風景が見えるかもしれませんね。


カテゴリー: 03.孤独感・疎外感
Posted on: 5月 3rd, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments