問題を封じ込める | エフ カウンセリングオフィス

問題を封じ込める

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何か自分に問題が起きると、とっさに対応策を実行しようとします。
例えば、道を歩いていたら転んで足首をを捻挫してしまった・・・。
骨が折れていないかどうか注意深く足首の様子を調べ、それから湿布をしておとなしくする。
痛みがなかなか引かなければ病院へ行ってみる。
普通はこんな対応をするのではないでしょうか。
今までの経験から、どのような応をしたらよいか割とすんなり頭に浮かんできて、
ためらうことなく行動に移すこともできます。
ところが、自分の心とか気持ちに問題と思われるようなことが起きた時にはどうでしょうか。
頭で考えてすぐに行動できて、それでスッキリ解決できるのなら良いのですが、
そうもいかないことが多いので悩んでしまうのではないでしょうか。
何か心に引っかかるものがある、どうも気になってしょうがない。
この「問題」と思われるモノが小さいと感じられるうちは、気が付かなかったことにして 封じ込めておくことができます。
ちょっと脇に置いて忘れたふりをする。
忘れようと努力する。
見なかったことにする。
気のせいっだたと思い込む。
いくらでもできます。
ところが、このように頭で考えて、意志の力でなんとかしようとして封じ込めてしまった 自分の心とか気持ちというものは、
決して消えてなくなるわけではないのです。
自分の心の奥底に、体のどこかに押し込められて蓋をされてしまっただけにすぎないのです。
そして未解決のまま封じ込められた「問題」は、姿や形を変えていつか再び表に現れてきます。
心や気持ちが乱れてくる、体に違和感を感じる。
そしてそれは、いろいろなところにバラバラになって現れてくるので、 かつて自分が封じ込めて
忘れていたはずの「あの問題」とは気が付かない可能性もあるのです。
バラバラになって表に現れてくるモノ。
そこにはいろいろな感情があります。
怒り、恐れ、後悔、嫉妬、諦め・・・。
体の変調もあります。
動けない、体が重い、胸が苦しい、胃に違和感がある・・・。
いろいろな感情、いろいろな体感がごちゃ混ぜになって出てくるので、
いったい自分は どうなってしまったのだろうと混乱してしまいます。
まるで散らかった部屋の中で、何もできずに呆然と立ちすくんでいるかのようです。
この状態を、頭で考えて整理しようとしても余計に混乱するだけです。
なぜならそのバラバラに散らかった一つ一つの感情や体感は、言ってみれば氷山の一角のような ものだからです。
その後ろに隠された本当の自分の心とか気持ち…。
それに「触れて実感する」ことで、初めて雲が晴れたようにスッキリすることでできるのです。
そのために、混乱している自分を責めるのではなく、「この状態はなにかワケがあってこうなっているのだ」と、
まずは自分をそのまま受け止めてみる。
それこそが、解決のための<近道への入り口>です。


Posted on: 5月 18th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments