手出しはできない | エフ カウンセリングオフィス

手出しはできない

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自分の身の周りに落ち込んでいる人がいたりすると、「元気出しなよ~」などと言ったりしますよね?

この私も、うんざりするほどこのセリフを口にし、またこのセリフを言われてもきました。
でも、でも・・多分、もうわかっているんですよ、お互い。
こんなセリフは「社交辞令」に過ぎないって・・・ね!
「今日はあいにくのお天気ですね~」くらいの重みしかない。
いや、重たくないからいいのかもしれません。
「悩み」なんて、他人がちょこっと手出しをしたからってどうにかなるものではないんですよね。
でも、そうやって苦しんでいる人の存在を「ああ、この人悩んでいるんだ」と、
ただただ傍にいて感じるだけ・・・。
そのための「元気出しなよ~」というセリフなのかな、とは思います。
あなたの悩みを私はどうにもしてあげられないけれど、苦しんでいることは受け止めましたよ」
という意味のセリフ・・・。
共感する、というのともちょっと違うかもしれません。
大して詳しく自分の事を喋ったわけでもないのに、
「ああ、わかるわかる!共感できるよ~!」 などと軽く言ってもらっても困惑してしてしまいますよね?
(こう感じるのは私だけでしょうか・・・。)
これはあくまでも私の思いなのですが・・・
「悩み」というものは自分の手で解決してこそ嬉しいし 達成感があるんです。
でも、何をどう考えても、何をどう行動しても、解決の糸口が全く見つからない。
もう絶体絶命!
そんな時には、やはり人の力を借りたくなります。
もう藁にもすがる思いになるんです。
自分をさらけ出し、土下座でもする覚悟(大袈裟・笑)で
「助けてください」と泣きついて アドバイスを乞うわけです。
そんなヘタレな私ではありますが、1つだけこだわりもあるんです。
傷だらけになって、苦労して、心のどん底から這い上がってきたような、
そんな人の言葉の中に、 私は惹かれるものを感じるんですね。
一見、とても優しそうな励ましの言葉に思えるのだけれど、
「最後はやはり自分の力でしか 立ち上がれないよ」、
そんなメッセージがさりげなくちりばめられているように思うのです。
傍に寄り添って話は聞いてくれるけれども、決して手出しはしない。
そんな優しさと厳しさを両方兼ね備えている。
悩み苦しみの中から自分の手で希望を掴みとってきた人というのは、こういうものなのでしょう。
いつの日か、私もそんな人になれるのでしょうか?
日々のちっぽけな<あれこれ>に心を悩ませて、あたふたしながら迷走している毎日・・・。
この調子では当分先のことになりそうです(苦笑)。  


Posted on: 7月 3rd, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments