ママ友問題(2) | エフ カウンセリングオフィス

ママ友問題(2)~代理戦争

           
(前回の続きです)
小学校へ子供が通うようになると、心配事がたくさん出てきます。
学校での生活のこと、勉強のこと、先生のこと、お友達のこと・・・。
とりわけわが子の友達関係は親にとっての懸案事項となります。

仲良くやれているだろうか?
仲間外れにされてないだろうか?

わが子に、学校の友達という集団の中で上手くやっていってほしい。
あわよくば、その集団の中で「優位な立場」をゲットしてほしい・・・。

そう思う事は母親にとってごく自然なこととも言えると思いますし、
別段責められることでもないと、私は思います。
(もちろん、母親全てがこのように思う、という事を言っているのではありませんが・・・)

何をどう思うかは、あくまでもその人の自由です。
問題は、その「自分の思い」をなんとしても遂げようとして、
母親がわが子を 「自分の思う通りに動かそうとコントロールする」ことなのです。

自分の子を自分の思い通りに動かそうとする・・・。
そのために必要とあらば、自分の子だけではなく周りの子供たちをも
自分の思うように動かしたいと思うようになってしまう。

このようにエスカレートしていくことも十分考えられれます。
そしてこの思いは少しずつ他のお母さんにも伝染して広がっていきます。

こうなってくると、最初は子供同士のちょっとしたケンカにすぎなかったことが、
周りの母親たちをも巻き込んだ大きな騒ぎになってくるわけです。

ひとたび「対立関係」が生まれてしまうと、それは「勝ち負け」という
決着がつくまで続いていきます。

どっちが勝つか、誰が勝つか。
力関係の優劣をはっきりさせなければ終わることが出来なくなってしまいます。
勝敗をつけることが目的になってしまうのです。
子供ではなく大人が、です。

いつの間にやら子供たちの問題が、大人たちの問題にすり替わっていく。
まさに「代理戦争」ですね。
そこまでして、勝敗をつけて、何を手に入れようとするのでしょうか。
「勝った!」という達成感?
否、そんなものはありません。

相手をやり込めて、叩きのめして、「勝った」気になって優越感に浸ったところで、
心の中に巣食う不安感や空虚感を取り去ることはできないのです。
相手の上に立ったところで、そこに何があるというのでしょうか。

次なるターゲットがまた現れてくるだけです。
そして、また戦わなくてはなりません。
いつまでそれを続けるるのでしょうか。
そんな不毛な戦いを、子どもたちは冷ややかな目でじっと見ているのです。
次回に続きます)  


カテゴリー: 10.子育て
Posted on: 10月 14th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments