マイノリティ街道をゆく(1)~無力感 | エフ カウンセリングオフィス

マイノリティ街道をゆく(1)~無力感

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以前の記事でマイノリティという生き方 について書いたことがありました。

その続きというわけではないのですが、新たに思い浮かんだことを書いてみたいと思います。
「マイノリティ」というコトバの響きには、何かこう「特別」な感じが付きまとっているかのようです。
マイノリティな生き方などというと、人とはまるで違うことをやっているような人を思い浮かべます。
普通の人がやれないようなこと。
大胆なこと。
風変わりなこと。
目立つこと。
奇抜なこと。
特別なこと。
人にはまねのできないようなこと・・・。
こんな人は周りから注目されます。
本人にその気がなくとも、いやでも目立ってしまいますからね。
そして、そんな人を見るにつけ、心のどこかで羨ましく思ってしまう・・・。
そんなことはありませんか?
私がそうでした。
自分の思い通りの道を進んでいる人を、自分の思いを遂げている人を、
羨望の目で見ていました。
ときには身を焦がすほどの激しい嫉妬心を抱きながら。
あんな生き方は自分にはできない。
そんな勇気はない。
能力も才能も、ない。
人並み外れた努力ができるわけでもない。
いつも中途半端。
物事をやりとげたことなど一つもない。
こんな自分が「自分の思いを遂げる」などということができるだろうか・・・・?
できるはずなどない!
こうしてダメな自分を作りあげていきました。
どうせ私はこのまま、つまらない一生を終えるのだろう。
そんなことを考えているうちに、生きているのがバカらしくもなってくるわけです。
そして、恐ろしいほどの「無力感」に襲われる・・・。
こうなると動けなくなります。
いえ、動いてはいるのです。
動いてはいるけれど、動いているという実感がない。
こんな感覚に近いかもしれません。
(この感覚がわかる方、いると思います・・・)
そして、自分が何をやりたいのか、自分の思いは何なのか。
それすらもわからなくなっていきました。
まともな思考が働かなくなりますね。
思考が停止してしまうのです。
考えようと思っても、考えすら浮かばなくなってしまうのです。
体だけがそこに浮かんでいる感じ・・・。
中身の無い物体。
それがかつての自分でした。
次回に続きます)


Posted on: 11月 2nd, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments