感情の封印を解く(1)~感情を封印するとは? | エフ カウンセリングオフィス

感情の封印を解く(1)~感情を封印するとは?

                   

自分の感情をなかったものにする。
感情に蓋をする。
これはとても恐ろしいことです。
蓋をして何もなかったことにしてしまえば、その場をしのぐことはできるかもしれません。
時にはそうしなければ生き延びることができない、そんな場合もあるでしょう。
やむをえずに感情を自分の奥底に封じ込める。
それは場合によってはしょうがないことです。
問題が生じてくるのは、それを延々と続けてしまう事です。
来る日も来る日も、そんなことを続けていくとどうなるか。
想像つきますか?
何か嫌なことや辛いことを体験すると、いわゆる負の感情が沸き起こってきますよね。
嫌悪感、憎しみ、悲しみ、嫉妬、後悔・・・。
その感情に向き合うことはとてもしんどいことです。
決して心地が良いとは言えません。
そしてさらに、そんな感情を抱いてしまった自分に腹が立ったりしてくることもあるでしょう。
場合によっては自分を責めたくなってしまったりします。
「こんな感情を抱く自分が悪いのだ」と。
この辛いつらい状況から逃れるにはどうすればいいか。
手っ取り早いのは「なかったこと」にしてしまうことです。
そんなことできるの?と思う人もいるかもしれません。
辛さが極限近くまで達すると、心身に負担がかかってきますね。
そうすると本能的にそれを避けようとする防衛本能が働くのではないでしょうか?
辛さを生み出している「感情」を外に放出することもできますが、そうすると間違いなく周囲と衝突します。
それでまた痛い目に合うのは避けたい。
となると残る道はただ一つ。
外へではなく自分の内側にしまいこむのです。
意識の奥底に「感情」を無理やり押し込めて沈めてしまう。
浮き上がってこないように重石をのせる。
こういう作業をそれこそ無意識のうちにやってのけてしまうのです。
人間には不思議な力が備わっていますね。
こんなことができてしまうのです。
そうするとちょっとは楽になります。
(楽になったような気がします)

楽なことに味をしめた「自分」は、この作業を習慣させていくのです。
楽に生き延びるために・・・。
次回に続きます)


Posted on: 11月 25th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments