ピンチの時にこそチャンスに備える(3)~迷い | エフ カウンセリングオフィス

ピンチの時にこそチャンスに備える(3)~迷い

                   

このテーマは前回の記事でいったん終えるつもりだったのですが、ふと思い立ってもうちょっと書いてみます。
自分の人生を振り返ってみると、いくつものチャンスを取り逃がしてきたことに気が付く人も多いかもしれません。
とりわけそのチャンスが大きいものだった場合、後悔の度合いも大きいものですよね。
なぜ取り逃がしてしまったんだろう。
あんな大きなチャンスは2度と訪れないかもしれないのに。
なんて自分はおろかだったんだろう。
もう取り返しがつかない。
今から頑張ったところで無駄だ。
などなど。 このような後悔の念にとらわれている時に、
チャンスに備えましょうなどと言われてもピンときません。
なにを、絵空事(えそらごと)を言っているのだ、とあきれて溜息も出て来ますよね。
かといって、自分の人生を投げ出してしまいたいわけではない。
だからどうしていいかわからない。
迷いが迷いを生む・・・。
ちなみに実はこれ、私の経験でもあるのですが(笑)
未来のことを考えるのは良いとしても、自分の過去を振り返ると後悔ばかりが山積みになっている。
ここで気持ちが揺さぶられてしまうのですね。
いまさら前向きになったところで何になる?
こうして迷いの虜(とりこ)になってしまいます。
そうすると、上手く人生を歩んでいる人が目に入ってきます。
羨ましく嫉妬を覚えます。
その差はもう埋めることはできない。
悔しい。
どうしよう?
ここで大切なことは、そんな自分の気持ちに正直になることでなないでしょうか?
悩むこと、迷うことが悪いという思い込み。
これこそが、が自分を苦しめている「犯人」の一人なのです。
溺れる者はワラをもつかむ・・・。
このことわざは人生の本質をついていると思います。
「溺れる者」とは「迷っている人」にほかならないのではないでしょうか?
迷っている人こそがワラという名の<命綱>を手にすることができるのだ。
昔の人はそう言っているように私には思えます。
かの文豪ゲーテがこんなことを言っています。
最後に記しておきますね。  

人は努めている間は迷うものだ。(「ファウスト」天上の序曲、三一七行)   
 引用元;「ゲーテ格言集」 高橋健二編訳 新潮文庫
 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


Posted on: 12月 17th, 2012 by エフ カウンセリングオフィス No Comments