仲間外れ感、疎外感について(4)~仮面をつける | エフ カウンセリングオフィス

仲間外れ感、疎外感について(4)~仮面をつける

                     

前回の続きです)
自分の「本心」を闇に葬ることに成功すると、再び集団の一員として
仲間に入れてもらうことができるようになります。
これで、とにかく自分の居場所ができるわけです。
本心を隠したままですから、上手に周囲に溶け込むことができます。
もちろん「本当の自分」を封じ込めたままなので、異常な状態ではあるのですが・・・。
でも、なんとかやり過ごす努力をします。
また仲間外れにされて、外に放り出されるよりマシだと自分に言い聞かせます。
偽りの自分、仮面をつけた自分。
そこには本来の自分らしさは存在しません。
もちろん、感情も封じ込めたままです。
感情などというものは邪魔なだけですから。
たとえ押さえきれないような感情が湧き出てきても、背水の陣で抑え込みます。
やろうと思えばこういう事が出来るのです。
このようにして自分が所属したいと思う集団の中に「潜伏」します。
ひそやかにひっそりと・・・。
波風を立てずに静かに目立たないように・・・。
そうしていつしかその集団の中で空気のような存在となっていきます。
自分の存在がだんだんと「実感」の伴わないものになってきます。
まるで透明人間のように。
ここまで来ると不思議なことが起きてきます。
なぜか、その集団にいる人々の姿が「はっきりと見えてくる」のです。
笑っている顔の裏に隠された苦悩の表情。
怒っている声に混ざっている悲鳴。
自信に満ちた態度に見え隠れする怯えたようなニュアンス。
自分と同じ「仮面人間」なのだということがわかってきます。
自分の本心を押し殺してみて初めて見えてきた光景。
自分は仲間外れだと思っていたはずが、実は皆同じ・・・「仮面人間仲間」であったとは!
これは驚きです。
(続きます)    


カテゴリー: 03.孤独感・疎外感
Posted on: 3月 24th, 2013 by エフ カウンセリングオフィス No Comments